ストレスを感じている５つの限界サイン

１.　突然涙が出てくる

泣く時は大抵、辛いことがあり感情が込み上げ我慢できずに涙を流すことが多いと思います。しかし、心が疲弊してくると感情が込み上げてくる前に無意識に涙が出てきます。このように糸がぷつんと切れたように感情を失い涙が出て来たら危険と思われます。

２. 早く家に帰りたいと思えなくなる

これは５つの中で一番大きな心境の変化かもしれません。私は現在仕事をしていますが、忙しくても『早く帰りたい』という気持ちで頑張りますし、仕事が終わったあとは『やっと帰れる』と達成感を感じます。

しかし、ブラック企業当時はまず仕事が終わると無気力になり、『また明日出勤しなければならない』という、帰れる喜びよりもまた明日が来てまう恐怖が強くなります。仕事が終わっても全然気持ちが晴れません。このような思考では気持ちの切り替えが出来ず、恐怖心だけが溜まっていき強いストレスを感じてしまいます。

3. とにかくあったかい飲み物が飲みたくなる

皆さんは真夏のドライブ中や仕事から帰ってきたら、冷たいものが飲みたくなりますか？今でこそ私は炭酸飲料が飲みたくなるのですが、ブラック企業時は毎日気持ちが焦り、心を落ち着かせるために真夏でも仕事の休憩時間や外でもホットコーヒーを飲んでいました。ストレスが長引くと呼吸が浅くなる傾向にあると思います。温かい飲み物はそんな浅い呼吸を整え、何より温かさが心に滲みわたりほんの一瞬ではありましたが落ち着くことが出来ました。私はブラック企業当時この心地よさを求めて暑い日でも毎日温かいものを欲していました。

４. 物覚えが悪くなる

これは本当に危険なサインです。ブラック企業当時私はストレスが脳にまで影響していることを感じていました。何か言われたらどうしよう、上司の足音だけでドキドキする、失敗したらどうしよう。。。頭の中が常に同じことでグルグルし、パンパンな状態。質問されても何を言えば正解か分からず考え過ぎて言葉を上手く発することができませんでした。

そんな日々が続くと、物覚えが悪くなっていることに気が付きました。覚えようとしても考え切れなくなり脳の表面で弾き飛ばされ受付けてくれない。ある日、先輩から物覚え悪いと言われたことをきっかけに脳が苦痛で侵されていることを自覚しました。ここまでくるとストレスが積もり積もって精神も脳もギリギリの状態なので一度足を止めてください。

５. 『ちょっと今から仕事やめてくる』の映画を見て甘えだと思ってしまう

５つめはちょっと特殊なのですがこれは私が仕事を辞めたときにたまたま上映していた作品です。自分の境遇と同じタイトルだったため映画館に見に行きました。この映画に出てくる会社は皆様が想像するような精神論強めのグラックです。

もちろん今この映画を見たらこんな酷すぎる会社辞めてしまえ！と思えるのですが当時の私はこの会社が悪いと分かっていながらもこの主人公はどこか甘えているのではないかと感じていました。そう思ってしまうあなたは『真面目すぎであり、基準が馬鹿』になってしまっています。精神的にきやすい人の特徴として真面目がキーワードになります。その基準が体に染みついてしまうと、自分に厳しくなり、他人にも厳しくなり加害者にもなってしまいます。

冒頭にも書きましたが無理はいくらでも出来てしまいます。ただ、体や心が壊れてしまうまで働いては本末転倒。壊れてしまったら復帰に時間がかかります。損傷した脳を取り戻すことは困難です。

まとめ

個人差はありますが、上記５つの項目いずれかに当てはまる人がいればあなたは今、無理をしすぎです。真面目は自分を滅ぼします。真面目にやったって体を壊してしまえば会社を辞めるしかありません。誰も助けてはくれません。自分を守れるのは本当に自分しかいないことを分かってほしいです。

そんなこと言ったって、休む勇気がなかったり会社の環境的に無理だという人も沢山いると思いますが、それでも休みましょう。それが無理なら環境を変えましょう。今の生活をずっと続けるのですか。ずっとは続けられないと少しでも思うのであれば早めに動きましょう。まずは休むことから。。。